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オーデマ ピゲ 最先端の装いの「ロイヤル オーク オートマティック」41 MM を発表

オーデマ ピゲは2022 年に発売された「ロイヤル オーク オートマティック レインボーセット」に続き、クリエイティブな展開を続けています。今年、マニュファクチュールは、ダイヤルからケースとブレスレットまでカモフラージュ パターンを施した2つの41 mm「ロイヤル オーク オートマティック」モデルを発表しました。カモフラージュパターンは、ブルーまたはグリーン、ブラウンとブラックのグラデーションのバゲットカットジェムストーンを861個セットするという業界でも初のデザインです。厳しく選び抜かれた一粒一粒をカスタムカットし、それぞれの要素となめらかな調和がとれた、独創的なカラーミックスを実現させました。オートオルロジュリーとハイジュエリーを創造的な感性で一体化させたこれらのタイムピースはブランドに新たなデザインの可能性をもたらします。


新しい41mmの「ロイヤル オーク オートマティック」はブルーまたはグリーン、ブラウンとブラックのグラデーションカラーのバゲットカット ジェムストーン セットした独創的なカモフラージュデザインが特徴です。
©オーデマ ピゲ提供


これまでにないカモフラージュ デザイン
オーデマ ピゲスーパーコピー創業以来、クラフツマンシップを押し進めて前衛的デザインに挑戦すると共に形状、カラー、仕上げ技術、ジェムセットをバラエティ豊かに展開してきました。今年はカモフラージュパターンを独創的に展開。このパターンはオーデマ ピゲでは2018 年に「ロイヤル オーク オフショア」モデルのラバーストラップに採用していました。AP のR&D 部門は今年始めにこのパターン[註1]の新しいポリクローム素材を発表しました。マニュファクチュールは今回、この象徴的なデザインをジェムセットという形で新たに解釈しました。

「ロイヤル オーク オートマティック」41 mm の2つのカモフラージュ モデルでは、861個のバゲットカットのカラージェムストーンがケース、ブレスレット、ダイヤルを包んでいます。1番目のモデルはグレード分けされたブルーサファイアとスイス ブルートパーズ(約44.32 カラット)をセット。2番目のモデルはブラックサファイア、ダーク ツァヴォライト、ライト ツァヴォライト、スモーキークォーツ(約39.91 カラット)を組み合わせグリーン、ブラウン、ブラックの調和がとれた色合いを創り出しました。

ぴったりの石を見つけ、カラーとコントラストを揃え、カラー・透明度・品質に関するオーデマ ピゲの厳しい基準をクリアすることは、2つのタイムピースのデザインの重要なステップでした。一個一個のジェムストーンが厳しい品質検査プロセスを経て選ばれています。サプライヤーの厳しいセレクションの後に、オーデマ ピゲでもさらにチェックを行い全体の調和を確保します。最後に純度と石の原産地を外部のラボでも確認しています。

『ウォッチの全体にわたって調和の取れたカモフラージュ柄を再現するために、時計業界ではこれまで使われなかったレアな石も含め、慎重にジェムストーンのバラエティを選びました。グリーンのタイムピースにはツァヴォライト、スモーキークォーツ、ブラックサファイアをセット、またブルーバージョンにはスイスブルー トパーズにブルーサファイアを組み合わせ、豊かなカラー展開と微妙なグラデーションとなることに注力しました。さらにインビジブル セッティングによりそれぞれのジェムストーンのカラーが際立ち、タイムピースにボリュームと深みを与えています』
サミラ・リボクール(宝石鑑定士、オーデマ ピゲ)


インビジブルセッティングの技術
「ロイヤル オーク」のケース、ブレスレット、ダイヤルのデザインに合わせ、カラージェムストーンは179 種の異なったサイズにバゲットカットし、シャープで最適な角度になるよう手作業で研磨しています。
石自体の品質と透明度も重要ですが、カット品質も非常に重要です。ルーペで見て完璧である(10倍のルーペで混合物が見えない)だけでなく、光線が通るためにラインとファセットが完璧に対称で並んでいることも必要です。

マニュファクチュールは、ダイヤル、ブレスレットリンク、ケースの一部の部品のセット方法に、希少なインビジブルセッティングを選びました[註2]。バゲットカットの石の中に細い溝を彫り、ゴールド部品側の隠れたレールに一つひとつをはめこみます。石同士が互いに自然な感じでセットされているように見せるため、留める素材を極力少なくしています。石をなめらかに美しく並ぶようセットすることも難しい点で、高い精度を必要とする緻密な作業です。
28 種類の異なるサイズにカットしたジェムストーンを、ダイヤルだけで152 個セットしており、これはベースのゴールドプレートの薄さを考えると驚くべき成果です。セッティングを優先するためアワーマーカーをなくしましたが、“Audemars Piguet”シグネチャーロゴと“Swiss Made”表示がサファイアクリスタルの内側に控えめにプリントされています。
インビジブルセッティングはダイヤルとブレスレットリンクの構造、正確な製造、そして仕上げまで製造工程の全般に及びます。技術部門とジェムセットのチームは製造の全ての段階で協力し、創造性を探求しました。同時にコレクションのデザインコードを守り、防水性、信頼性、耐久性を確保し、修理のしやすさについても考慮しています。


最新世代の自動巻きキャリバー
この2 つのタイムピースはキャリバー4309 を搭載。これはマニュファクチュールがこのサイズで開発した時・分・秒表示の最新の自動巻きムーブメントです。ダイヤルのジェムセットを優先するためにデイト表示はなくしました。
このムーブメントは時刻設定時の安定性と精度を確保する特許保有のメカニズムを備えています。さらにゆったりした32 mm のサイズにより計時精度を向上させており、パワーリザーブは約70 時間以上あるので現代のライフスタイルに最適なムーブメントです。
ムーブメントのロジウムカラーの22K ピンクゴールド ローターには伝統的なオートオルロジュリーの装飾が施されています。タイムピースのサファイア ケースバックを通してコート・ド・ジュネーブ、サテンブラッシュ、サーキュラーグレイン、ポリッシュ面取りなどを見ることができます。


最新の「ロイヤル オーク オートマティック」モデルは自動巻きキャリバー4309 を搭載。サファイア ケースバックを通してロジウムカラーのローターに施された洗練された装飾を見ることができます。©オーデマ ピゲ提供


ハイジュエリータイムピースのレガシー
オーデマ ピゲは創業以来、ティファニー、カルティエ、オスカーハイマン、ブルガリなどの有名ブランドとコラボレーションし、これらのブランドのハイジュエリーピースにムーブメントを供給してきました。
19世紀後半から1970年代まで、マニュファクチュールがムーブメントとダイヤルをジュエリーブランドに納入し、そのブランドがウォッチの外装を仕上げ、自社ブランドをつけて自らのネットワークで販売していました。ダイヤモンドとルビー、エメラルド、サファイアなどのカラージェムストーンはレディスクリエーションによく使われてきました。ジェムストーンは長年デザインピースに幅広く使われてきました。


1960年代と1970年代にはタイガーアイ、ラピスラズリ、アヴェンチュリン、グロサラーガーネット、オパール、オニキス、ルビー、アメジスト、ジャスパーなどの天然石ダイヤルのクリエイティブなウォッチを開発しました。これらのカラフルなダイヤルのモデルは、ケースやブレスレットに別のジェムストーンと組みあせることもありました。

1980年代にブレスレットをケースに溶接した一体型モデルがトレンドとなり、オーデマ ピゲは熟練クラフツマンを揃えたジュエリー専門アトリエを開設しました。外部の宝飾ブランドと協力を続ける一方で、ジェムセットのタイムピースはオーデマ ピゲ社内で作ることが多くなりました。その後の数十年にわたり、マニュファクチュールは独創的な一点もののジュエリーウォッチを創作しています。


これらのユニークなクリエーションは、2013年にオーデマ ピゲハイジュエリー コレクションという形で進化しました。

ダイヤモンド トリロジー(2015–2017)、またサファイア オルブ(2019)といった作品は、いずれも伝統的なジェムセットウォッチの概念を破る独創的なものでした。
このようなハイジュエリーの一点ものだけにとどまらず、ジェムセットは今やオーデマ ピゲ コレクションの中に広く浸透しています。モデルの中にはベゼルにダイヤモンドやエメラルド、ルビー、サファイア、アメジストやレインボーカラージェムなどをセットしたものがあります。またはダイヤモンドやカラーストーンのフルセットもあり、その中では2022 年の「ロイヤル オーク オートマティック」に登場した レインボー セッティングのモデルが頂点を極めました。それぞれ37mm と41mm の2 つのセットはバゲットカットのカラージェムストーンをセットした10本のホワイトゴールドのタイムピースを揃え、全部を並べると虹のようになるというセットです。それぞれのウォッチは完璧に同じ色合いの石を800個揃えています。これらは全て厳密に選び抜かれてカスタムカットした、鮮やかで純粋なカラーの石となります。
マニュファクチュールが長年培ってきたハイジュエリーウォッチの伝統を受け継ぎ、今回発表した2つの新しいカモフラージュ「ロイヤル オーク オートマティック」タイムピースは、伝統の技術とコンテンポラリーデザインを組み合わせ、ジェムセットのアートと時計づくりを新たな高みへと押し上げていきます。


[註1]2024年3月に、クロマセラミックのプロトタイプがブランドのAP ソーシャルクラブで発表されました。
[註2]タイムピースのベゼル、スタッド、リューズにはクローズドセッティングの技法が使われています。
[註3]ウォッチへのジェムセットには幾何学的な形状、耐久性だけでなく、製造工程全体にもかなりの影響を与えます。


“Seek Beyond.”
⟪時計の先へ。想像の先へ。⟫

【仕様】
ロイヤル オーク オートマティック

15514BC.YY.1284BC.02
価格:要問合せ 
発売時期:6月1日予定

機能:時、分、センターセコンド。
ケース:18K ホワイトゴールドのケースとベゼルに132 個のバゲットカットジェムストーンをセット(ブラックサファイア、ダークとライトツァヴォライト、スモーキークォーツ)(約10.48 カラット)
ケースサイズ:径41mm/厚11.6 ミリ
・反射防止加工サファイアクリスタルとケースバック
・2 気圧防水。

ダイヤル:ダイヤルに152 個のバゲットカット ジェムストーンをセット(ブラックサファイア、ダークとライト
ツァヴォライト、スモーキークォーツ)(約9.83 カラット)
・蓄光処理を施したホワイトゴールドのロイヤル オーク針。

ブレスレット:18K ホワイトゴールドのブレスレットに577 個のバゲットカット ジェムストーンをセット(ブラックサファイア、ダークとライトツァヴォライト、スモーキークォーツ) (約19.6 カラット)
・AP フォールディングバックル。


15514BC.YY.1284BC.04
価格:要問合せ 
発売時期:6月1日予定

機能:時、分、センターセコンド。
ケース:18K ホワイトゴールドのケースとベゼルに132 個のバゲットカット ジェム ストーンをセット(グラデーション ブルーサファイアとスイス ブルートパーズ)(約11.17 カラット)
ケースサイズ:径41mm/厚11.6 ミリ
・反射防止加工サファイアクリスタルとケースバック
・2 気圧防水。
ダイヤル:ダイヤルに152 個のバゲットカット ジェムストーンをセット(グラデーション ブルーサファイアとスイス ブルー トパーズ)(約11.43 カラット)
・蓄光処理を施したホワイトゴールドのロイヤル オーク針
ブレスレット:18K ホワイトゴールドのブレスレットに577 個のバゲットカット ジェムストーンをセット(グラデーション ブルーサファイアとスイス ブルー トパーズ)(約21.72 カラット)
・AP フォールディングバックル

[共通]
ムーブメント仕様:
自動巻きキャリバー4309

外径:32 ミリ(14 リーニュ)
厚さ:4.9 ミリ
部品数:225
石数:32
パワーリザーブ:約70 時間
振動数:4Hz (28,800 振動/時)

※オーデマ ピゲが発表した「2024年新作・第二弾」の全貌に関しては、下記ページをご覧ください。
https://watch-media-online.com/blogs/8561/

【お問い合わせ】
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000

[オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲコピーは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史あるラグジュアリーウォッチブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。実現可能な境界を押し進め、創造的な世界の間に橋を架けるオーデマ ピゲは常に新たな地平に向かって進み、その精神にインスパイアされたコミュニティを作り出してきました。Seek Beyond(時計の先へ。想像の先へ。)