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Leica M6TTL Millennium

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今回は、ライカM6TTL Millennium Edition。
西暦2000年を記念して、世界2000台限定で発売したモデル。
限定のシリアル№はホットシューにXXXX/2000と入る。筐体№250XXXXの下4ケタに同じ。
当時の価格:500,000円(ボディーのみ)

往年のブラックペイント、フィルム巻上げノブの復活、その他 特別モデルに相応しい仕様。
ライカはM0~M3、M4、M5、M6、M7とシリーズが続いている。現在はM8。
その昔、ライカ一台=家一軒と言われる時代もあったようだが、今では中古車一台であろうか。

ライカM6TTLは、1999年に発売。その翌年にはミレニアムモデルが発表された。
このM6TTLは、ショップやカメラクラブなどから依頼された記念モデルがたくさん造られた。
ただし、ライカ公式モデルは、このミレニアムのみ。

機能としては、M6にフラッシュ用のダイレクト測光機能がプラスされた。
そのためにボディーの高さが2.5㎜高くなり、一部では、それ以前(クラシックモデル?と言うらしい)のM6や、M4のスタイルを崩したと一部で酷評された。また、ライカにフラッシュはいらないと言う人もあり、随分、雑誌などでも騒がれた。
その他では、シャッターダイヤルが大型化され、従来とは反対まわりになった。ファインダーの露出指標の方向に合わせた仕様となったのだが、それまでのライカ使いの人には使いにくいとの評価だった。でも、私にとっては、ストロボが使えるメリットの方が多く、大いに助かっている。

次回、ライカレンズにつづく