CONTAX RX、Carl Zeiss Planar T*50mm F1.4
発売年月日:1994年(平成6年)
当時の価格:160,000円(ボディーのみ)
48,000円(レンズ)
RX本体の機能的な一番の特徴としてはフォーカスエイド
と呼ばれる機構。
ピントのズレている量をファインダー内に表示出来る。
横長のバーの上をカーソルが移動してピント量の情報を表示。
ただ、この機能はオートフォーカスへ移行する時期に見られた、その他の機能と同様、実験機的な性格が強いとも言われている機構。
今、使用しているレンズは、カールツアイスのプラナー50mmF1.4 - 6群7枚。とろける様な発色と描写で定評がある代表的なレンズ。
1896年に、天才的な数学者パウル・ルドルフが理想のレンズをめざしてプラナーを生み出した。
現プラナーはこのレンズ構成を継承し、カールツァイスが最高の光学理論で設計した、標準レンズの頂点とも言われているシリーズのひとつ。
コンタックス(Contax )は、元来ドイツツァイス・イコン製のレンジファインダーカメラのブランド。
第二次世界大戦後ドイツ分割に伴いツァイス・イコンも分割され、コンタックス銘で西側のツァイスはレンジファインダーカメラを引き続き製造し、東側ツァイス・イコンはM42マウントの一眼レフカメラを製造した。
西側のツァイス・イコンが1971年にカメラ事業を中止した後、カール・ツァイスは日本のカメラメーカーヤシカとブランド等に関するライセンス契約を締結し、以後コンタックス(CONTAX )はヤシカが製造・販売するカメラのうちカール・ツァイスブランドのレンズを採用した高級機種に付けられるブランド名となって復活した。
その後、ヤシカは1983年(昭和58年)に京セラに吸収合併され、コンタックスブランドも引き継がれた。
しかし、京セラは2004年(平成16年)、併用していた「京セラ」ブランドのデジタルカメラを事業縮小し「コンタックス(CONTAX )」に統一することを発表。
2005年(平成17年)には、マニュアルフォーカス一眼レフカメラ・レンズの生産終了とデジタルカメラ事業からの撤退を相次いで発表し、4月11日には同年9月のコンタックス事業終了が発表され、再び休眠ブランドとなった。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より