写真のモデルは、ニコンF4S(Nikon F4S)
発売年月日:1988年(昭和63年)9月発表、12月発売
当時の価格:261,000円(ボディーのみ)
MB-21バッテリパック(グリップ部と底の部分に単三電池6本)を装着して、5.7コマ/秒の巻き上げが可能。
サイズ: 169×139×77mm(F4)、約1,280g(F4ボディのみ)
F3と比較すると、サイズも重量も、大きくて重い。この重さがハンデかといえば、そうではなく安定感があって撮影時には気にならない。ただ、移動の時には、とても大変。今思うと、子供が小さい頃に一番使ったカメラだと思います。特に幼稚園のイベント(運動会や発表会など)には、必ず持参した記憶があります。
特徴として、ニコンF一桁シリーズでは、初の本格的オートフォーカスを搭載したカメラ。
今では珍しくなくなった予測駆動フォーカスも可能。
ボディのデザインは、F3と同じあの有名なジウジアーロが担当。高級感と存在感がある。
基本的な操作は、今主流の液晶ではなくダイヤル式。
メーカーの説明によると、「ニコンF3以前のマニュアル機の感覚そのままに使えるよう配慮されています。」とあります。
また、ニコンのF一桁では、初めて外装部分にエンジニアリングプラスチックを採用したのも話題となりました。
マルチパターン測光機能を搭載していて、改造Aiを除くAiニッコール/Ai-Sニッコールでマルチパターン測光が可能な唯一のカメラ。
つまり、古いマニュアルNikkorレンズも、新しいオートフォーカスレンズも使えるカメラと言った方が早いのかも知れません。