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Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm F2.8D

ファイル 24-1.jpg  Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm F2.8D
  発売年月日:1992年9月(平成4年)
  当時の価格:97,000円
  ※販売終了時:105,000円

  下の記事にあるニコンF4S(Nikon F4S)で使用
  する為、購入した。

ファイル 24-2.jpg   フード HB-1別売
  レンズ構成:12 群 15 枚
  焦点距離目盛り(ズーム):35・50・70
  ズーミングの作動方式:直進式
  絞り羽根枚数:7 枚
  質量(約) 665 g
  最大径×長さ(約) 71.5x94.5mm
  フィルターサイズ 62 mm

最短撮影距離 0.6m [0.28m:35mmマクロ時]
最大撮影倍率 1/7.7 [1/4:35mmマクロ時]
マクロ方式:マクロ切り換えボタンによる切り換え方式を採用。
但し、マクロ撮影はマニュアルフォーカスとなる。

この焦点距離域では、当時、最も明るい開放F値を持つレンズだった。
3枚の高屈折ガラスを用い、4群構成ズーム方式を採用することで、歪曲収差を抑え、
撮影距離の変化にかかわらず、常にクリアーでキレの良い描写性能を実現している。
ズームリングは直進式を採用しているので、速写性の要求される撮影もOK。

最近のデジタル一眼のD200などでは、52.5-105mmになり、ポートレート用には丁度
いいサイズのレンズとなっている。だから、出動回数もそこそこ多い。
性格的には、少し色が濃く出る傾向があるようだが、嫌味のない自然な色合いのように
思う。ニコンのレンズは全般的に真面目なレンズが多いが、その代表的レンズと言える。

CONTAX RXの修理

ファイル 23-1.jpg

そもそもCONTAXは、使用していくうちにミラーのズレがおこる性質があり、定期的なメンテ
ナンスが必要。
いろいろなカメラ愛好家のホームページにも、この種の書き込みがあり、ミラーのズレについては、
京セラ機の泣き所のようです。ズレが起こるとレンズと干渉してしまいシャッターが下りません。

今回、2010年の8月末でRXの修理受付が終了なのを確認していたので、最終日に依頼を
しました。
ミラーのズレ修正と視度調整ダイヤルの分解調整を依頼しました。
送料込みで、\14,700.-は、お値打ちだったと思います。

担当者の方がとても親切で、一般的なチェックは全て行っておきますとの事でした。
ありがたや、ありがたや・・・・。

ニコン F4S

ファイル 22-1.jpgファイル 22-2.jpg
写真のモデルは、ニコンF4S(Nikon F4S)
発売年月日:1988年(昭和63年)9月発表、12月発売
当時の価格:261,000円(ボディーのみ)
MB-21バッテリパック(グリップ部と底の部分に単三電池6本)を装着して、5.7コマ/秒の巻き上げが可能。
サイズ: 169×139×77mm(F4)、約1,280g(F4ボディのみ)

F3と比較すると、サイズも重量も、大きくて重い。この重さがハンデかといえば、そうではなく安定感があって撮影時には気にならない。ただ、移動の時には、とても大変。今思うと、子供が小さい頃に一番使ったカメラだと思います。特に幼稚園のイベント(運動会や発表会など)には、必ず持参した記憶があります。

特徴として、ニコンF一桁シリーズでは、初の本格的オートフォーカスを搭載したカメラ。
今では珍しくなくなった予測駆動フォーカスも可能。
ボディのデザインは、F3と同じあの有名なジウジアーロが担当。高級感と存在感がある。
基本的な操作は、今主流の液晶ではなくダイヤル式。
メーカーの説明によると、「ニコンF3以前のマニュアル機の感覚そのままに使えるよう配慮されています。」とあります。
また、ニコンのF一桁では、初めて外装部分にエンジニアリングプラスチックを採用したのも話題となりました。
マルチパターン測光機能を搭載していて、改造Aiを除くAiニッコール/Ai-Sニッコールでマルチパターン測光が可能な唯一のカメラ。
つまり、古いマニュアルNikkorレンズも、新しいオートフォーカスレンズも使えるカメラと言った方が早いのかも知れません。

Ai Nikkor 200mm F4S

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発売年月日:1981年12月(昭和56年)
当時の価格:46,000円 ※販売終了時 不明
5群5枚
最短撮影距離2.0m
前面外付けフィルターサイズ 52mm
ズームレンズが主流の今では、200mmや300mmでは驚きもしませんが、レンズがマニュアル操作だった時代、200mmでも大望遠だった気がします。
このAi Nikkor 200mm F4Sは、そんな望遠レンズなのにコンパクトで、扱いがいいレンズだった印象があります。
今でこそ、ピントも甘く感じられますが、逆に時代を感じるレンズとして、「いい味?」をだしています。F3とセットで使用する場合は、カメラにモードラは付けない方が、コンパクトさが生きるように思います。
レンズの故障や設定不良ではないのですが、マニュアルNikkorの場合、無限遠に回しきるとピントが合わない現象があります。
この200mmの場合も例外でなく、リングを無限遠側に回しきってしまう手前がピントの合う位置の設定となっています。
無限遠とは、普通、リングを回しきった位置が無限遠なのですが、昔のマニュアル望遠の場合、製品の性質上、温度差収縮が発生し易く無限遠の位置が、温度が低い時など、通常より望遠側にズレてしまいます。だから、リングも望遠側に余裕を持たせてあり、回しきる手前がピントの合う位置となっています。
今のAFに慣れてしまっている人には、チョットわかりにくい事かも知れませんが、ほとんどのマニュアルの望遠Nikkorでは、そのような設定だったと思います。なつかしいウンチクですが、これで年齢の想像がつきそうです。

Ai Nocto Nikkor 58mm F1.2S

ファイル 20-1.jpgファイル 20-2.jpg
今回は、Ai Nocto Nikkor 58mm F1.2S
夜間撮影用とネーミングのあるレア物のレンズ。
手作業による精研削非球面レンズを採用した夜景や天体撮影が可能な特殊なレンズ。
「Noct(ノクト)」という名称は、「Nocturne(ノクターン)=夜想曲」からネーミングされたとメーカーカタログに記載されている。焦点距離 58mmでF1.2の明るさ。
では、AI Nikkor 50mm F1.2Sと、どこが違うかだが、夜間撮影して初めて別物だと分かる。
全く印象の違うクッキリとした写真が撮影できる。それ以外では、価格が約3倍高い。

発売年月日:1982年4月(昭和57年)Ai-S化
当時の価格:150,000円 ※1998年3月 販売終了時168,000円
6群7枚 精研削非球面レンズ×1枚
最短撮影距離0.5m 最大径×長さ(約)74×63mm
前面外付けフィルターサイズ 52mm

販売終了している上に、もともと玉数も少ない。標準レンズとしては極めて高価な一品。
Nikon派なら、プロ・アマ問わず誰もが必ず欲しいと思うレンズなので、当然、プレミア価格になってしまう。現在の一般市場価格は、300,000円~350,000円といったところか。
また、一部レンズで、Nocf-Nikkorと「t」が「f」で刻印されているイレギュラー品が存在するが、それだと今まで500,000円以下では見た事がない。
巷の噂では存在するのは数本と言われた事もあったが、今は、シリアル№192801~193200?ではないかと言われている。多分、一部製品の№は輸出用だと思う。
国内では、その内の 192850~192980番台の物が、何本か確認されている。

このレンズについての説明を少々。
コントラストの高い夜景や天体の撮影で、被写体が点のような像の場合、サジタルコマフレアといわれる「にじみ」のような収差が発生する。特に開放絞りで撮影すると、鳥の羽のようなベールが素人目にもハッキリとわかる。これを、極力レンズ補正で無くしたレンズがノクトニッコール。
このレンズで撮影すると、夜間撮影がうまくなったんじゃないかと誤解するほどキレイに撮れる。
言葉ではなかなか的を得た説明が出来ないが、夜間でも手持ち撮影で簡単にクッキリとした鮮明な写真が撮影できると言えば、想像がつくかも。
メーカー参考サイト:http://www.nikon-image.com/jpn/enjoy/interview/historynikkor/2003/0304/

Ai Nikkor ED 180mm F2.8S

ファイル 19-1.jpgファイル 19-2.jpg 
Ai Nikkor ED 180mm F2.8S
発売年月日:1981年10月(昭和56年)
当時の価格:98,000円 ※販売終了時114,000円
5群5枚 ED レンズ1 枚 (G1) 最短撮影距離1.8m 最大径×長さ(約)78.5×130mm
前面外付けフィルターサイズ 72mm(P=0.75)

室内スポーツや舞台撮影など速いシャッタースピードが要求される撮影向き。
EDガラスの採用で色収差が良く補正されており、レンズ表面のコーティングの効果と相まって開放絞りからコントラストの良いフレアーの少ない画像が得られ、しかも色バランスも良好。
ポートレートや風景などの一般撮影、報道写真にも適している。とメーカーは推奨している。
銅鏡に金色のリングが一本入っている特徴のあるレンズ。←ここがカッコイイ。

マニュアル時代では、180mmでF2.8といえば大口径で明るい望遠レンズといわれる規格だが、ズームレンズ主流の昨今では、地味なスペックになってしまったようである。
無理の無い設計のため、写りも非常に良い。マニュアル時代の花形だったと思う。
参考メーカーサイト:http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/ai_ed_180mmf28s.htm

Ai Nikkor 85mm F1.4S

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今回は、私の好きなレンズ Ai Nikkor 85mm F1.4S です。
発売年月日:1981年(昭和56年)
当時の価格:90,000円 ※販売終了時107,000円
5群7枚 最短撮影距離0.85m 最大径×長さ(約)80.5×64.5mm
前面外付けフィルターサイズ 72mm(P=0.75)
ニッコール中望遠レンズの中で最も明るいレンズ。別名「ポートレートレンズ」。
メーカーいわく、F1.4という大口径比レンズのため、被写界深度も浅く美しいボケが得られ、ポートレート撮影には好適。
また、舞台撮影や比較的暗い室内撮影、夜景の撮影などにも威力を発揮。・・・とある。
事実、ポートレートの撮影に使用してみると、カリカリでは無い私好みのボケがでる。
最近のカリカリ感がある高解像度なデジ派には、チョット向かないかも。
また、レンズサイズが大きなところが、昔のマニュアル時代の高級レンズらしい点を表しているように思う。
参考メーカーサイト:http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/ai_85mmf14s.htm

ニコン F3Limited

ファイル 17-1.jpgファイル 17-2.jpg 

ニコンFシリーズの1桁ナンバーは、ニコン銀塩カメラのフラッグシップモデルに冠せられ、ニコンFからニコンF6までの計6モデルがある。

写真のモデルは、ニコンF3リミテッド(Nikon F3 Limited)
発売年月日:1993年(平成5年)10月1日から10月31日までの期間限定受注品。
当時の価格:155,000円?(ボディーのみ)
※私が新品で買った時は、オプション品(モータードライブやコマ変速機、他)含み約250,000円だった。

Nikon F3P(報道用プロ仕様)が、一般向けに1ヶ月間の期間限定で受注生産されたモデル。
外装に「Limited」の刻印がある以外、F3Pと同一の仕様。ニックネームはニコンF3L。

ニコンF3は、説明の必要が無いカメラと言っていいほど有名なカメラ。
スペースカメラとしてNASAが採用し、81年に打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア号」で宇宙に行った。F一桁カメラとしては、初めて電子制御式シャッター・絞り優先AEを搭載している。
中でもF3は「スーパー・ニコン」の宣伝文句で20年以上の長期にわたって販売された。
F3(1980年に発売:昭和55年)がスタンダードだとすれば、報道関係者向けのプロ仕様がF3P、それを一般用として販売したのが、F3Lになる。

ニコンF3P
(Nikon F3P 、1983年:昭和58年報道用向けに発売)
ニコンF3HPを基本に各部の仕様を特化した報道向け改造モデル。
アクセサリーシュー部の強度向上の目的でファインダーカバーはチタン製。
JIS規格ホットシューが追設されている。
また、ハイアイポイントファインダーのDE-5を装備している。
裏蓋開閉ロックレバー、アイピースシャッター、セルフタイマー、多重露出レバーが省略され、各部で防滴性能を強化されている事などが特徴。内部の制御基盤も強化されている。

モータードライブMD-4も高機能で、5コマ/秒の高速の連写が可能。(61,000円)
ボディと一体化したデザインは、イタリアの工業デザイナーであるジウジアーロが担当し、傑作といわれている。

CONTAX RX

ファイル 16-1.jpg CONTAX RX、Carl Zeiss Planar T*50mm F1.4
 発売年月日:1994年(平成6年)
 当時の価格:160,000円(ボディーのみ)
           48,000円(レンズ)
 RX本体の機能的な一番の特徴としてはフォーカスエイド
 と呼ばれる機構。
 ピントのズレている量をファインダー内に表示出来る。
 横長のバーの上をカーソルが移動してピント量の情報を表示。

ただ、この機能はオートフォーカスへ移行する時期に見られた、その他の機能と同様、実験機的な性格が強いとも言われている機構。
今、使用しているレンズは、カールツアイスのプラナー50mmF1.4 - 6群7枚。とろける様な発色と描写で定評がある代表的なレンズ。
1896年に、天才的な数学者パウル・ルドルフが理想のレンズをめざしてプラナーを生み出した。
現プラナーはこのレンズ構成を継承し、カールツァイスが最高の光学理論で設計した、標準レンズの頂点とも言われているシリーズのひとつ。
コンタックス(Contax )は、元来ドイツツァイス・イコン製のレンジファインダーカメラのブランド。
第二次世界大戦後ドイツ分割に伴いツァイス・イコンも分割され、コンタックス銘で西側のツァイスはレンジファインダーカメラを引き続き製造し、東側ツァイス・イコンはM42マウントの一眼レフカメラを製造した。
西側のツァイス・イコンが1971年にカメラ事業を中止した後、カール・ツァイスは日本のカメラメーカーヤシカとブランド等に関するライセンス契約を締結し、以後コンタックス(CONTAX )はヤシカが製造・販売するカメラのうちカール・ツァイスブランドのレンズを採用した高級機種に付けられるブランド名となって復活した。
その後、ヤシカは1983年(昭和58年)に京セラに吸収合併され、コンタックスブランドも引き継がれた。
しかし、京セラは2004年(平成16年)、併用していた「京セラ」ブランドのデジタルカメラを事業縮小し「コンタックス(CONTAX )」に統一することを発表。
2005年(平成17年)には、マニュアルフォーカス一眼レフカメラ・レンズの生産終了とデジタルカメラ事業からの撤退を相次いで発表し、4月11日には同年9月のコンタックス事業終了が発表され、再び休眠ブランドとなった。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

MINOLTA G-ROKKOR 28/3.5

ファイル 15-1.jpgファイル 15-2.jpg 
MINOLTA G-ROKKOR 28/3.5
発売当時の価格:110,000円
1998年に2000本限定で生産されたライカ用L型マウントレンズの希少品。
M型ライカに付ける時はLM変換アダプタを使用。私はフォクトレンダーを使用。

ファイル 15-3.jpg1996年3月MINOLTA TC-1(148,000円)に搭載されたG-ROKKORを、2,000本の限定品として、ライカのL型用にスクリューマウント化して発売したレンズ。
カメラ販売店の中には「28mmの中で最高のレンズ。」とか、そのレンズの中心の輝きを「宝石のようなレンズ」と言う人もいる。
周辺の光量が落ちやすいが、キリッとした写りのレンズ。