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MIH(国際時計博物館) 創立50周年を記念しMIH Gaïa Series IIIウォッチと手作業によるギョーシェ文字盤を備えた50周年記念エディションを発表

スイス、ラ・ショー=ド=フォンのMIH(国際時計博物館)が現在開催中の第30回ガイア賞受賞式でMIH Gaïaウォッチの新作、Series IIIと50周年記念エディションを発表したというタレコミをいただきました。
資料は英語なので、抄訳(意訳?)というかブログの形で掲載します。

以前の2つのシリーズからインスピレーションを受けつつ、XJCによってデザインを一新された2つのモデルはMIHの修復工房によって開発され、ラ・ショー=ド=フォンの著名な職人や企業の協力を得て制作されました。
これらの作品の販売によってMIHが所蔵するコレクションの保存と展示に必要な資金を提供することを目標にしています。

ブライトリング スーパーコピーブルータリズム様式の一見武骨なコンクリートが露出したMIHの建物がMIH Gaïa ウォッチのインスピレーションになりました。
直線と曲線を組み合わせ、光が差し込むことで様々な表情を見せるこの建築を時計のデザインに落とし込みました。

直線的な構造と円柱状の曲線的な構造が交差しています。

直線と曲線が交わるエッセンスがMIH Gaïa ウォッチのケース・ラグ・ミニッツディスクのデザインにインスピレーションを与ええています。

MIH Gaïa IIIウォッチ

シリアルナンバー付きの100本限定のシリーズはMIHのシンボルカラーであるブルーを文字盤に採用しました。
この文字盤はコーティング専門企業のPOSITIVE COATING社によるPVD(物理蒸着法)とALD(原子層堆積法)の技術を組み合わせた方法で加工され、安定かつ均一なコーティングを実現しています。

特徴的な文字盤のパターンはMIHのコンクリート壁に残る型枠の跡からインスピレーションを受けています。

これらのパターンは構造そのものの力強さを想起させます。

各時計には、デザインを担当したXavier Perrenoudによるオリジナルのシリアルナンバー入りのサイン入りシルクスクリーンが付属します。
ケースバックにはGAIA IIIと100本限定のシリアル番号、MIHのロゴ、ラ・ショー=ド=フォンのレターが。
文字盤側の時刻表示と対応するフランス語の正式名称がかかれたローターが回転する様がみられます。

50周年記念エディション

50周年を記念してシリアルナンバー付き50本限定の50周年記念エディションは、Xavier Perrenoudが禅や仏教で用いられる円相の概念から探求したデザインの文字盤を備えます。

2023年ガイア賞受賞者の Georges Brodbeckによるギョーシェ彫りによる円のパターンは同心円がランダム位置で停止することにより要素のバランスについての考察を引き起こします。
円相が示す精神性と建築の曲線と光の関係からインスピレーションを受け、文字盤はシルバー(銀)で作られています。

手彫りのギロッシェは正確でありながら、配置に職人の解釈を残すことでそれぞれの作品がユニークなものとなっています。

各時計には、デザインを担当したXavier Perrenoudによるオリジナルのシリアルナンバー入りのサイン入りシルクスクリーンが付属します。

ケースバックには50周年と50本限定のシリアル番号、MIHのロゴ、ラ・ショー=ド=フォンのレターが。
文字盤側の時刻表示と対応するフランス語の正式名称がかかれたローターが回転する様がみられます。

パートナー

最初の MIH Gaïa ウォッチは、2019 年にラ・ショー=ド=フォンの職人と企業の緊密な協力により誕生しました。いずれも各分野の専門家であり、その品質の高さで世界的に知られています。Winiger Horloger と Timeforge オフィスがデザインと技術計画を担当しました。

2024 年版では、XJC が時計を再考して再設計し、Sellita がムーブメントで時計に命を吹き込み、Singer が文字盤を制作しました。Positive Coating は ALD 技術を使用して MIH Gaïa III シリーズに色を加え、Georges Brodbeck が特別記念エディションの 50 個のシルバー文字盤に彫刻を施しました。Stila はカスタムメイドのケースを提供し、Brasport はアップルレザーストラップを、Cornu & Cie がバックルを製作し、Dubois Laboratory は一連のテストを実施して信頼性の向上に貢献しました。 MIH およびそのアンティーク時計修復工房の職人と協力し、各専門家は美しく、高性能で、真にユニークな時計を創り出すためにたゆまぬ努力を重ねました。

MIH Gaïa III ウォッチと 50 周年記念特別シリーズを入手するには?

9 月 19 日より www.montremih.ch でオンライン販売開始。ラ・ショー=ド=フォンで製造されたこのウォッチの販売価格は、MIH Gaïa III が 3,400 CHF (税抜)、50 周年記念特別シリーズが 5,050 CHF (税抜) です。MIH Gaïa ウォッチは、このユネスコ世界遺産を訪れた際に地元で製造された作品を入手したいという博物館訪問者の需要にも応えています。このため、MIH ショップでも購入可能になります。さらに、MIH を支援したいコレクターにとって理想的な投資となることが期待されています。

ガイア賞について

ガイア賞は、博物館の最初のパトロンの一人であり、貴金属高級時計管理局の理事長を務めていたモーリス・ディティスハイムに敬意を表して設立されました。1993 年以来、国際時計博物館、さらにはラ・ショー=ド=フォン市によって授与されています。この名誉ある賞は、業界関係者、職人、歴史家、研究者、科学者に贈られます。博物館のコレクションに浸透している時計製造文化の精神的継承者に対する同業者による認識を象徴しています。

MIHについて

ラ・ショー=ド=フォンにある現在の国際時計博物館の建物は、チューリッヒの建築家ピエール・ゾエリーと地元の建築家ジョージ・J・ヘーフェリの共同作業の結果です。1974年に完成したこの半地下の建物は、時計製造の伝統を安全に収容しながら、博物館の公園とシームレスに融合するように設計されました。コンクリートとレンガを組み合わせたこの建築は、ブルータリズムとテラテクチャーを融合し、ブライトリング コピー訪問者にユニークな洞窟体験を提供します。
MIHは建築の質の高さで国際的に認められ、1977年にベトン賞、1978年にサンビューロー賞を受賞し、1978年にはヨーロッパの博物館に選ばれました。