「スピークマリン」は、ブランド初のSS製ブレスレットウォッチとして2022年に誕生した「リップルズ」の新作『リップルズ・スケルトン』を2024年9月より発売します。
「リップルズ」コレクションはロンドンの現代建築からインスピレーションを受け、時計製造のディテールに愛着を持つ美意識が高い人々のためにデザインされたラグジュアリースポーツウォッチ。
ラウンドでもスクエアでもない“ラ・シティ” と名付けられた独創的なデザインをもち、ストラップにはスピークマリン初となるブレスレットを採用しています。
NEW RIPPLES SKELETON: INSPIRATION
・The Case
「リップルズ」コレクションのアイコニックなケース“ラ・シティ”は、ケースのデザインにおいて人気の2つの形状（サークルとスクエア）を現代的に美しく組み合わせています。
新作『リップルズ・スケルトン』は、素材にスーパーステンレスと呼ばれる904Lステンレススティールを初めて採用しました。従来の316Lスチールよりも貴重な904Lスチールは、銅に加えてニッケルとクロムの含有率が高く、腐食や酸に対する耐性を高めています。更にクロムの含有率が高いため、磨くほど美しい光沢が増します。
ケース径は従来モデルと変わらず、オーデマ・ピゲ スーパーコピー手首にフィットする40.3mm。また、厚さは9.2mmから6.3mmとスリムになりました。これは、厚さわずか3.25mmの新世代キャリバーSMA07の搭載により実現し、現行コレクションと比べて30％程薄くなりました。
■The Skeleton Dial: a first for the RIPPLES collection
『リップルズ・スケルトン』はその名の通り、現代的でスポーティ・シックなシリーズ初のスケルトン文字盤で、美しいスケルトンの新キャリバーSMA07と完璧に融合しています。その精巧なクラフツマンシップは文字盤側から見ることができ、マイクロメカニクスの世界へと誘います。
ロジウムメッキのスケルトン地板は、垂直方向にサテン仕上げが施され、面取りされたマイクロビーズ仕上げとポリッシュ仕上げも見ることができます。
今ではお馴染みとなった「リップルズ」特有の波紋模様を思わせる水平ラインと、香箱や1時30分位置のスモールセコンドなどを包む曲線がバランスよく組み合わされ、調和の取れた構造を生み出しています。
従来の「リップルズ」は文字盤上の立体的な波紋のモチーフ（ウェーブ）が特徴的ですが、新作の『リップルズ・スケルトン』では、ブラックPVD加工が施された1時30分一のスモールセコンドカウンターがその一貫性を証明しています。
立体的なアプライド・インデックスも非常に薄く小さいもので、4つのカーディナル・ポイントに配置されたインデックスの幅はわずか0.14mm、その他のインデックスはわずか0.12mmです。
また、すべてのインデックスはダイヤモンドポリッシュ仕上げで、側面にオパリン仕上げが施されています。このような小さなサイズにすることは容易ではなく、これらはすべてスピークマリンのスイスの工房「ル・セルクル・デ・オルロジェ」の熟練した職人の専門技術により、最高水準の品質と仕上げを満たしています。
スモールセコンドとシンメトリーに配置された光沢のあるSPEAKE MARINのブラックのロゴが、熱処理を施したロジウムメッキのオパリンプレートの上で際立っています。
文字盤は、光沢のあるブラックのドットを配したサークル仕上げのミニッツフランジによって完成され、「リップルズ」コレクションでは初めて、ブルースチールの時・分針を採用しています。時針の先端のハート型は、スピークマリンがイギリスに起源を持つことにより、英国へのオマージュとしてロンドンの記念碑的なビッグ・ベンを想起させます。
■MASTERING THE NEW GENERATION / Cal.SMA07
『リップルズ・スケルトン』には、マニュファクチュール初の革新的な超薄型自動巻きスケルトン・ムーブメントが搭載され、高振動で時、分、スモールセコンドを表示します。
キャリバーSMA07は、毎時36,000振動、5ヘルツの高周波数で振動する調速機構を備え、日差-/ 5秒の精度を実現し、さらにその高い振動数によって秒針の動きもよりスムーズになっています。
このような高振動数のキャリバーが登場したのは1960年代頃であり、20世紀前半までは毎時18,000振動のムーブメントが使われ、その後21,600振動や28,800振動のムーブメントが登場しました。テンプの振動数が高いほど、ムーブメントの精度が高くなることが知られており、これはどのような位置にあっても調速器のアンバランスさにより、時計の速度調整に及ぼす悪影響が軽減されるからです。
最適な脱進機を設計し、振動数が多いために発生する遠心力に対抗できるオイルで潤滑するという複雑な構造のため、現在までに36,000 振動のキャリバーはほとんど製造されていません。
「ル・セルクル・デ・オルロジェ」の熟練の時計師たちが、未来へのビジョンを持って考案したこの最先端ムーブメントは、最高品質の部品で構成されています。
また独創的な部品の配置により、調和のとれた現代的でミニマルなわずか3.25mmという薄さも実現。
182個の部品からなるCal.SMA07は、完全に一体化されたマイクロローター、そして約52時間のパワーリザーブを備えています。
両方向巻上げシステムの性能を最適化するため、このキャリバーはリバーサー方式を採用しています。またこの装置は、初めてムーブメントの部品に合わせてスケルトナイズされた形状で「ル・セルクル・デ・オルロジェ」で製造し、より高い信頼性と製造の独立性が保証されます。
そしてロジウムメッキ、マイクロビーズ、レーザー彫刻が施されたマイクロローターの表面にはメゾン独自のパターンが施されており、サークル仕上げの歯車、面取りとポリッシュ仕上げが施された垂直サテン仕上げのブリッジなどの多彩な仕上げは、スピークマリンの傑作時計における更なる特徴です。
精度を追求し続けるスピークマリンの姿勢は、未来的なデザインと相まって『リップルズ・スケルトン』にユニークで独創的、そして魅力的な個性を与えています。
『リップルズ・スケルトン』は限定生産で、2024年9月より発売予定です。
【スペック】
リップルズ・スケルトン
品番：604020150
価格：5,969,700円(税込)
発売時期：2024年9月
ケース：SS製（ラ・シティ ケース）
・ケースサイズ：径40.3㎜、厚さ6.3mm
・ガラス：無反射コーティングサファイアクリスタル、シースルーケースバック
・防水性：5気圧
文字盤：スケルトンダイヤル、リップルズ専用の仕上げ
・針：ビックベン針（ロジウムメッキ）
ムーブメン ト：SMA07キャリバー(自社製スケルトン自動巻き)
・パワーリザーブ：約52時間
・36,000振動
・27石
・慣性ブロック付きテン輪
・スイスレバー式脱進機、
・地板: ロジウムメッキ、垂直サテン仕上げ、マイクロビーズ仕上げ、サンドブラスト仕上げ
・バックブリッジ: ロジウムメッキ、垂直サテン仕上げ、マイクロビーズ加工
・オーデマ・ピゲ コピー独自のエンボスモチーフを備えたタングステン製マイクロローター
機 能：時・分・秒（1時30分の位置にスモールセコンド）
ブレスレット：SS製（ケース一体型）
バックル：SS製ダブルフォールディングバックル