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伝統と現代性の融合 エレガンスに駆け抜ける タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ誕生

タグ・ホイヤーは新年を迎え、新たなモデルを発表しました。ブランドのアイコニックモデル「DATO」から着想を得たカレラ クロノグラフと、広く支持されているトゥールビヨンムーブメント搭載モデルも新たに加わりました。この2つのタイムピースは、2023年モデル採用のアイコニックな「グラスボックス」デザインを、魅惑的なティールグリーンカラーでまとめ、ブランドの華やかな歴史への敬意と、輝かしい未来を受け入れる姿勢を表現しています。これらの卓越したタイムピースは世界中の時計愛好家やコレクターの心を捉え、タグ・ホイヤーに宿るモーターレーシングの伝統への称賛を再び呼び起こすことでしょう。

タグ・ホイヤーの歴史の中核をなすカレラコレクションは、LVMHから生まれる斬新な商品ラインナップの最前線に常に君臨しています。それは誕生60周年を迎えた2023年を過ぎてもその地位は揺るぎません。

進化はそこにとどまることなく、1968年には日付表示を9時の位置に変えるという劇的な変化が起こりました。アイコニックな「DATO」が生まれた記念すべき瞬間であり、以来このデザインはタグ・ホイヤーの精密さとスタイルへのこだわりを象徴するものとなったのです。


「DATE」表示が生んだ「DATO」
タグ・ホイヤーの代表的コレクションであるカレラの奥深い歴史と数々の伝説的なタイムピースを完全に理解するには、時間を遡る必要があります。1963年に登場したカレラコレクションは当初、日付(デイト)表示を備えていませんでした。しかしわずか3年後、コレクションは興味深い進化を遂げ、12時の位置に日付表示窓を装備するようになり、最初のDATOデザインが誕生します。

しかし進化はそこにとどまらず、1968年にはデイト表示を9時の位置に変えるという劇的な変化が起こります。これこそが、あのアイコニックなDatoレイアウトが誕生した記念すべき瞬間であり、以来このデザインはタグ・ホイヤーの精密さとスタイルへのこだわりを象徴するものとなったのです。

卓越したタイムピースであるカレラ 「DATO45」は、モダンなデザインと傑出した視認性により、瞬く間に目の肥えた人々のあいだで人気を呼びました。ホワイトと深みのあるブラックが鮮やかな対比をなすダイヤルは、視認性を重視するジャック・ホイヤーの哲学の表れです。時計は17石のレバー・ムーブメント、防水ケース、強化ゼンマイ、耐久性に優れたガラスなど、最高レベルの機能を備えていました。さらにはインカブロック耐震機構、全ステンレススティールケース、1/5秒表示のストップウォッチ、リセット不要でストップと再スタートが可能なレコーダー機能など、時代を超越したタイムレスなデザインを損なうことなく、比類ない機能性を実現したのです。

ブライトリングコピー n級品やがてDATOの特徴的なモノサブダイヤルのデザインから「サイクロップ」というニックネームで呼ばれるようになり、コレクター垂涎の的としての地位を確固たるものにしました。こうした長年にわたる評価が、やがて世界的な時計メディア「HODINKEE」との有意義なコラボレーションにつながり、DATOは理想的なリバイバルとなりました。このパートナーシップの成果は2021年に実現し、45分レコーダーから30分レコーダーへの移行、フランジカラーの白から黒への変更など、少しずつ改良を加えてDATOモデルに新たな息吹を吹き込みました。


2023年、タグ・ホイヤーはカレラコレクションに3つの注目すべきタイムピースを加えました。6時位置に日付表示を配し、ブルーのルックをもつタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ、12時位置に日付表示を配してブラックのルックをもつタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ、そしてブルーのタグ・ホイヤーカレラ トゥールビヨン クロノグラフです。さらに2024年には、9時位置に日付表示を配したティールグリーンの新モデルを発表し、このコレクションの完成度を高めています。DATOの伝統を受け継ぐこの新作は、現代性を取り入れながら豊かな遺産を守るタグ・ホイヤーの姿勢の証しです。

シースルーバックの裏蓋からは、TH20-07と表示したタグ・ホイヤー自社製ムーブメント「ホイヤー02」を鑑賞できます。このムーブメントは約80時間のパワーリザーブを誇ります。さらに、両方向自動巻き機構などの精巧な機能が、傑出したタイムピースの魅力を高めています。このムーブメントの特徴として、5年間の延長保証が挙げられます。これは耐久性と信頼性に対するブランドの真摯な姿勢の表れです。また、タグ・ホイヤーの代名詞ともいえるシールドを象ったローターも搭載されています。

高級感あふれるブラックアリゲーターレザーのストラップとステンレススティール製バックルで、ラグジュアリーな輝きを添えています。


伝統と革新の融合

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフは伝統と現代性をみごとに融合しています。DATO独特のヴィンテージ感のある外観を保ちながら、人間工学に基づいて改善したケース、優美なカーブを描くフランジ、サーキュラーサテン仕上げのダイヤルなど、注目すべき技術的改良を施しています。

このモデルはステンレススティール製で、インデックスと針にロジウムコーティングを施し、3時位置には青みを帯びたティールグリーンのサブダイヤルを配しています。

風防はドーム型の「グラスボックス」サファイアガラス製です。「グラスボックス」の名称は、ドーム型にカーブしたサファイアガラスを使用しているためです。これは1970年代のカレラにみられる、同様のドーム型ヘサライトクリスタルガラスのデザインに敬意を表するものです。新モデルではフランジに向かって滑らかなカーブを描くように、新たに設計、ダイヤルの縁に沿ってケースに溶け込む形状となっています。この画期的な新デザインにより、フロントガラス越しにダイヤルの視認性を高めました。


グリーンのトゥールビヨン
今回の発表を締めくくるのは、コレクションに加わった魅惑的な仲間、タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフです。優美なティールグリーンにサーキュラーサテン仕上げを施したダイヤルの洗練された雰囲気を醸すステートメントピースです。

6時位置のトゥールビヨンはこのタイムピースの心臓といえます。トゥールビヨンケージがガラスフレームに収まったダイヤルはクラフツマンシップによる精緻の極みです。200年以上前に初めて完成したトゥールビヨンは、脱進機を囲んで連続回転するケージであり、機械式ムーブメントの精度に重力が及ぼす影響を打ち消す設計です。現在も、その複雑な形状をマスターしているマニファクチュールは多くはありません。タグ・ホイヤーはこの偉業を成し遂げたブランドの一角を占めています。

カレラの伝統を忠実に守り、風防にはこの時計を象徴するグラスボックスを採用しました。カーブしたサファイアガラス越しにあらゆる角度からトゥールビヨンの全貌を眺めることができます。同時にこの風防はダイヤル全体の視認性を高め、美観を際立たせます。ティールグリーンのフランジ、ロジウムメッキ仕上げのインデックス、グリーンリングで囲まれて深い青みを帯びたサブダイヤル、すべてが視認性と優美さをさらに高めています。

ラグジュアリーは細部に宿ります。パウダーシルバーのロゴマークと「SWISS」、「CARRERA」の文字が、時計の外観を一段と洗練させています。

この比類なきタイムピースのムーブメントは、タグ・ホイヤーのムーブメント・ディレクターを務めるキャロル・フォレスティエ-カザピとSwiss Watchmakerの技術チームが製作したホイヤー02(TH20-09)です。 このムーブメントは、両方向自動巻き機構、優れた効率と精度、そして定評のある高い技術による仕上げを保証します。また、保証期間は5年間です。

デザインへのこだわりは、ブラックアリゲーターレザーのストラップにも及び、ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール製のバックルはタグ・ホイヤーを象徴するシールドロゴをあしらったダブルセーフティプッシュボタンが付いています。まさに、伝統と革新、そしてエレガンスが完璧に融合した比類なきタイムピースといえるでしょう。


グリーンという色に寄せる想い
今回の新作の中でも屈指の注目の的は、ティールグリーンをカレラコレクションのテーマカラーとして採用したことです。
この独特の色調は、2021年のタグ・ホイヤー カレラ限定モデルで初めて登場し、2023年にはタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフの通常モデルにも採用されました。そして2024年、カレラ DATOに着想を得たグラスボックスのクロノグラフとトゥールビヨンモデルで、力強い復活を遂げたのです。

ティールグリーンという選択は単なる思いつきではなく、モータースポーツの歴史への敬意の表れです。1920年代から60年代にかけての刺激的なモーターレース時代には、国ごとにレーシングカーの塗装色が分けられていました。ティールグリーンは当時使われたヴィンテージグリーンを再現したものです。タグ・ホイヤーがレース界に築いてきた伝統を反映し、カレラコレクションにモータースポーツ黄金時代への郷愁を吹き込んでいます。

ブルーとグリーンが調和した色とされるティールグリーンはタグ・ホイヤー独自のビジョンと歴史への共感を表しています。この魅惑的な色合いは、カレラコレクションに新鮮で躍動的な側面を加え、定番デザインとモダンなデザイン、いずれの愛好家をも魅了し、コレクションにおいて不朽の名品となることを予感させます。1963年のコレクション誕生から進化の最前線である2024年まで時間をたどってみると、タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフが単なる時計ではないことは明らかです。世界中の時計愛好家の心をとらえて離さない、タグ・ホイヤーの伝統のシンボルなのです。

【仕様】
タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ
CBS2211.FC6545

ムーブメント:キャリバーTH20-07(自動巻き)
機能:時、分、 秒、日付表示、 クロノグラフ
ダイヤル:サーキュラーサテン仕上げのティールグリーンダイヤル
・60秒/分目盛りのティールグリーンフランジ
・1つのカウンター(3時位置=ティール「アズレ」グリーンのミニッツクロノグラフカウンター)
・ロジウムメッキ
・ポリッシュ仕上げの針ロジウムメッキ・ファセット加工ポリッシュ仕上げのインデックス
・ホワイトのスーパールミノバ®塗布したロジウムメッキ・ファセット加工
ポリッシュ仕上げの時針・分針
ロジウムメッキ・ポリッシュ仕上げのセンター針
ホワイトのタグ・ホイヤープリントロゴ
9時位置:日付表示
シルバーのタグ・ホイヤープリントロゴ
CARRERA、 SWISSのプリント

ケース:直径39 mm/厚さ:13.86 mm
ケース素材:サテン/ポリッシュ仕上げのステンレススティール製ケース
・風防:グラスボックスドーム型サファイアガラス、両面反射防止コーティング
・3時位置:ステンレススティール製リューズ
・2時位置・4時位置:サテン/ポリッシュ仕上げのステンレススティール製ラウンドプッシュボタン
サファイアガラスケースバック
防水性:100m
ラグ幅:46 mm

ブレスレット:ブラックのアリゲーターレザーストラップ
・サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール製ダブルセーフティプッシュボタン
・タグ・ホイヤーのシールドロゴ付フォールディングバックル

販売価格:819,500 円 (税込)
発売時期:2024年1月


タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ
CBS5011.FC6566

ムーブメント:キャリバーTH20-09
機能:時、分、 秒、 トゥールビヨン、クロノグラフ
ダイヤル:サーキュラーサテン仕上げのティールグリーンダイヤル
・60秒/分目盛りのティールグリーンフランジ
・3つのカウンター(3時位置=アジュラージュ加工のティールグリーンのクロノグラフ 30分計 ロジウムメッキ・ポリッシュ仕上げの針/6時位置=ロジウムメッキ仕上げのトゥールビヨン/9時位置=アジュラージュ加工のティールグリーンのアワー・クロノグラフ)
12時間計ロジウムメッキ・ポリッシュ仕上げの針
ロジウムメッキ・ファセット加工ポリッシュ仕上げのインデックス
ホワイトのスーパールミノバ®塗布したロジウムメッキ・ファセット加工ポリッシュ仕上げの時針・分針
ロジウムメッキ・ポリッシュ仕上げのセンター針
シルバーのタグ・ホイヤープリントロゴ
CARRERA、 SWISSのプリント

ケース:直径42 mm/厚み:14.33 mm
ケース素材:サテン/ポリッシュ仕上げのステンレススティール製ケース
・風防:グラスボックスドーム型サファイアガラス、両面反射防止コーティング
・3時位置:ステンレススティール製ねじ込み式リューズ
・2時位置・4時位置:サテン/ポリッシュ仕上げのステンレススティール製ラウンドプッシュボタン
サファイアガラスケースバック
防水性:100m
ラグ幅:48.6 mm

ブレスレット:ブラックのアリゲーターレザーストラップ
・サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール製ダブルセーフティプッシュボタン
・タグ・ホイヤーのシールドロゴ付フォールディングバックル

販売予定価格:3,019,500 円 (税込)
発売予定時期:2024年5月


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特徴的なクロノグラフカウンターを持つ、「DATO」が日本に到着しましたので実機を拝見、レポートします。

ここ数年で珍しさから定番として定着している感のあるグリーンカラー、メタリックな質感で光によって色合いが変化します。

動作インジケーターとしてのスモールセコンド(永久秒針)も省き、センターの秒積算計と3時位置の30分積算計のみとしたレイアウトは「ありそうでなかった」印象です。
一見するとクロノグラフ機能を見逃してしまうようなシンプルさ。

ボックスサファイアクリスタル風防の外周部の屈折効果によって外周のクロノグラフセコンドインデックスが歪みなく立体的に映し出されているのは毎回感動します。

斜めから見ても表示に歪みはありません。
ボックスサファイアによってカウンターが盛り上がっているように見え、逆にアワーインデックスのあたりが凹んでいるように感じるため、視覚的にはすり鉢状のダイヤルに見えますが、これはあくまで光学効果によるもので実際にはフラットだそう。

盛り上がってるように見える…
これは是非実機をご覧いただきたいと思います。

サブダイヤルが少ないことで文字盤のグラデーションがより強調され、光の当たり方によって表情が変わります。

ボックスサファイアの光学効果と鮮やかなグリーンの組み合わせは是非実機で見てほしい、と感じます。


【お問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL : 03-5635-7054
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[タグ・ホイヤー]
1860年にエドワード・ホイヤーがスイスのジュラで設立したタグ・ホイヤーは、世界をリードするラグジュアリーグループLVMH Moët Hennessey Louis Vuitton SE(LVMH)傘下の高級時計ブランドです。タグ・ホイヤーはスイスのラ・ショー・ド・フォンに本社を置き、4か所の生産拠点を擁し139か国で活動しています。タグ・ホイヤーの製品は、公式オンラインブティック www.tagheuer.com、および世界260のブティックと2300の販売店でお求めになれます。当社は、タグ・ホイヤーCEOを務めるジュリアン・トルナーレが率いています。タグ・ホイヤーは164年間にわたり、生粋のアヴァンギャルドな時計作りの精神と、革命的な技術を駆使した革新を追い続ける姿勢を証明してきました。 1887年に発表された機械式ストップウォッチ用の振動ピニオン、1916年発表のマイクログラフ、1969年に発表された世界初の自動巻クロノグラフムーブメントであるキャリバー11、2015年の世界初高級スマートウォッチなどがその一部です。今日のブランドのコアコレクションは、ジャック・ホイヤーのデザインによる3つのアイコニックなコレクション、タグ・ホイヤー カレラ、モナコ、オータヴィアで構成されています。そしてこれらに、現代的なタグ・ホイヤー リンク、アクアレーサー、TAG Heuer Connected Calibre E4、フォーミュラ1 の各ラインが華を添えています。
タグ・ホイヤーのモットー「プレッシャーに負けるな」を体現するのは、アクションやハイパフォーマンスに対するブランドの情熱を表現している著名なパートナーシップやブランドアンバサダーたちです。