チョット新しい RW-875
2000年以降の875improved(改良版)、2003年モデル。タグは縦長。従来はベロ表面に刻印されていた品番・サイズ・ワイズ・シリアル・製造年月などが、ベロ内側のプリントタグに表示されています。
2005年までは、レッドウイングの正規日本輸入代理店は、ミドリインターナショナル株式会社が担当していました。
ただ、なぜかこの時期、RW-875は正規輸入されていないので、すべて並行輸入物です。
レッドウイングは日本でとても人気がある上に、世界中で販売されていることもあり、いわゆる並行物といわれる、店や問屋が直接海外から輸入した品物が多く販売されています。
以前から、この並行物は修理やソールの交換ができない等等、いろいろと議論をされてきましたが、ただ、正規の店でサポートされないだけで、実際はメンテする店も多くあり、そんなに心配することはないのが現状です。当時の正規店でも、並行物RW-875を売ってたりもしてるのを見たことがあるので、実際はその店のサポートしだいなんでしょうか。
日本の正規輸入については、2005年にレッドウィングジャパンが設立され、そこから商品を仕入れて販売している店を、正規販売店と呼んでいます。正規販売店には「盾」と呼ばれる正規販売を証明するプレートが、店頭なんかに飾ってあります。
アイリッシュセッターというと、普通、このRW-875と8875、8179を思い出す人が多いと思う。
話は外れますが、赤茶色RW-8875と、黒色RW-8179のセッターは流行りましたねぇ。
おかしな話ですが、黒色のRW-8179なんか、一時期、プレミアが付いたりもしてました。
当時、\100,000.-位の値段の店もあったと記憶してます。ヒェ~ッですね。約2.4倍ですよ???。
話を戻しますが、私が思うに、日本においてレッドウイングの基本とも言うべき代表的セッターは、まずRW-875に代表されるこの6インチのモデルになると思います。
アッパーに使用した革が、北米産の杉科の木材(レッドウッドツリー)から抽出した「タンニン」をなめし剤として使っていたのですが、その革の色目がセッター犬の毛の色のようなオレンジ色をしていたので、「アイリッシュセッター」という愛称が付いたというエピソードがあります。
その履き心地ですが、最初はとても硬いのですが、徐々に馴染んできて、馴染んでしまうと、後に他の靴は履けなくなります。
その過程は一言で言うと「今日の忍耐、明日の幸せ。」とでもなるのでしょうか。
タイプによりますが、後に紹介する日本専用の別注モデルRW-8875は、革も最初から柔らかで、最高という表現がピッタリなブーツです。
サイドの羽マークの刻印は現行の物と同じ。
当初、この羽の刻印デザインの評判はよくなかった。
私もはじめの頃、この羽マークが妙に思えてしかたなかったのですが、いつもメンテしながら見ていたら、最近では違和感が減り、同じデザインの他社ブーツとの違いも明確に確認できるので「レッドウイングには、これが付いてなきゃ・・・。」って、思うようになってきた。???
靴も女性も同じ? 見続けること・・・が大切。(^_^;)