2001年の春夏に発売された極東アジア専売モデル。
セレクトショップのビームスで先行販売され、即完売となり
また、2003年に再販されて話題になった。
←左の写真は、2001年の初期モデル。
小鳥の心臓の持ち主(ただの小心者)の私は、キズが心配
で履けない。
う~ん。「宝の持ち腐れ」とは、この事か・・・。
このモデルで使われた、真っ白な色のホワイト・フルグレインレザーとは、革表面を塗装するような方法で色付けがなされているそうです。革に色を付ける際、一般的な染色方法だと「素材に色素を染み込ませて色をつける」方法が用いられますが、それだと元色か、それより濃い色には染色が可能でも、明るい色や、真っ白な色にはとても染色ができないらしい。
このRW-8873は、他のラウンドトゥモデルと同様、アッパー部は美しい1枚の革で作られており、真っ白な色のフルグレインレザーにラウンドトゥという組合せは、他のモデルとはまるで違う印象の一足となっています。
実際、レッドウィングは、ナイキやコンバースなどに代表される皮製スニーカーとは、本来、趣味や嗜好が違うのですが、スニーカー愛好者にもこのRW-8873のファンが少なからずあるようです。
欠点は、一度でも履くと、キズが「黒いキズ」となって目立ちやすく、美しいのはわずかな期間だけという点でしょうか。仕方のない事ですが、絶対的な製造数量が少ないこともあり、未使用品にはいまだにプレミアが付くほどです。
RW-8873のラウンドトゥタイプの正規品は横幅の狭いDワイズ。幅が狭くなる分、Eワイズモデルよりもワンサイズ(0.5cm)大きめで履くのがいいとされています。
しかしながら、このRW-8873はDワイズ表記なのに、他のラウンドトゥDワイズよりも、さらに横幅が狭いつくりの物が多く、素直な足型の方でないと、馴染むまでには相当な苦労が必要です。
その上、ホワイトフルグレインレザーは他のレザーよりも少し硬めなので要注意です。
メーカーの説明にある、「若干馴染むまで時間がかかりますが、はじめはジャストサイズ~横幅がややキツメ、くらいで合わせていただくと、履きこんでいって革が馴染んできた際でも、ちょうどいいサイズになると思います。」は、ウソではありませんが、RW-8873にこの横幅ややキツメはおすすめできません。
2001年春夏モデルには、RW-8873(ラウンドトゥ)以外、RW-8871(モカ)も発売されているのですが、なぜか人気はラウンドトゥにあるようです。