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番外編:スニーカー

ファイル 19-1.jpgファイル 19-3.jpg
ファイル 19-2.jpg スニーカーは何を持ってるの?と質問をもらいましたので、
 私の好きな old 物を、2点ほどアップ。
 どちらも30年近く前の物ですが、キャンパス生地の製品
 でも長く持ってると、やはり愛着が湧いてくる。

 一つは、ご存知、黒のコンバース。当時は、お洒落だ
 と思って、ジャケットにも合わせて履いた記憶がある。
 今ならすごく変だと思うが・・・。そういう時代だった。

 もう一つは、トップサイダーのオックスフォードデッキ。
 当然、紺色。少しあせてきた時の色が、最高だと思う。
 当時の生地はキメも細かく、繊細な印象。そこがいい。

 トップサイダーのデッキは、1935年にマサチューセッツで
 ポール・スペリーという人がスリットソールを作ったのが
 始まり。ペットのテリア犬の足の裏をヒントに、波型の
 スリットを発明した事で有名。

情報によると、ビームスが、09年春夏シーズンより、過去の名品を復刻させているらしい。
流行することは無いと思うが、中年世代が再び時代を繰返そうとしているのだろうか???

その昔、ラコステのポロに、フィラとかファーラーのパンツ、それにデッキシューズって組合せ、
流行りましたねぇ。 その時代のハマトラやサーファーって言葉も懐かし~い・・・。(^_^;)
 

海外限定物 RW-2880

ファイル 18-1.jpg 今回は、海外での限定物?。
 RW-2880 グレーのヌバック。2000年?製造モデル。

 ヌバックにミンクオイルを塗って、オイルレザーとして
 使ったのは、自分の物では、このRW-2880が初めて。

 購入したのは、2003年。テキサス大学近くのオースチン
 のショッピングセンターで購入。たまたまセール期間中
 に当り、いろいろな物が安かった。
 これは、多分、サイズ的に売れ残りだったかも・・・。

 一見、RW-8179のようにも見えるが、アッパーが真っ黒でなく、ウエルトが茶色なので、レッドウイングを知っている人ならわかると思うが、「他人が見て、どのモデルなのか判らない」ところがいい。この時は、普通のシューレースだが、今は「こげ茶の革」にしている。

話は違うが、その時、レストランで食べたTex-Mexというメキシコ料理が忘れられない。
バーバコアという辛いバーベキューは、今で言う牛のゲテモノ料理?だった。その時は、素材が頭の部分で、頬とタンの料理がでた。白人の観光客には人気らしいが、日本人はチョット×かも。
高いツアーなんだから、見た目がキレイで、おいしい料理が食べたいのに・・・。見るからにワイルドで、肉の味は慣れればおいしい?。私的には、チョッと動物臭い・・・と感じた。(T_T)/~~~

ファイル 18-2.jpg RW-2880で使用されるヌバックは、表皮に柄がある。
 革質は柔らかく、履きやすい。
 どの部分の革を使ってるんだろう?

 また、先の記事にも書いたが、ベロの切れ込みが
 穴4つ分までの「深いえぐり」なので、とても履き易い。

※09.07.13追加:
 ナイロン製の純正シューレースから、ABCマートの革のシューレースに変更した。
 革紐は、本当にいいか? 
 また、どの程度の伸びがでてくるかは、今後の検証で、明らかにしたいと思います。

オイルドヌバック RW-8185

ファイル 17-1.jpg 日本で限定発売されたオイルドヌバック・レザーシリーズ。
 2002年モデルのRW-8185
 インディゴブルーと呼ばれる紺色系ヌバック・ラウンドトゥ。
 左右の踝部分に、LIMITED EDITION for JP の刻印。

 通常、ヌバックはオイル厳禁。
 しかし、レッドウィングのヌバックは、ウォータープルーフ
 なので「オイルで手入れが可能。」と、あった。
 防水スプレーとブラシでスェードのように履くか、オイルド
 レザーとして履くか、好みで加工の選択ができる。

 たまに思うのですがラウンドトゥはセッターより足首の締め
 付け具合が若干弱く、ピチッとした履き心地が好きな人は
 少し物足りないかも知れない。
 履き心地で言えば、自分はセッターの方が好み。 でも、
 ラウンドトゥ部分の丸いデザインには好感がもてる。

ファイル 17-2.jpgオイルドレザーにした場合、
ミンクオイルを塗る、前と後で、右のように色が変わり、
黒っぽくなって、別物になってしまうという事例。
酔った勢いで2004年にオイルド化。→違う色になるぞ~。

う~ん、「何もしないで、スェードのように履く方が、
やっぱり、良かったかも・・・」って言わないで。
後悔先に立たずで~す。
and これまた未使用品のまま。 (T_T)/~~~


このモデルのセッターRW-8865も、同時発売された。

また、別色で
フォレストグリーン(抹茶のような緑系)や、
ドッグウッド(明るい茶系)も発売された。計3色6モデル

レア物 RW-8179

ファイル 16-1.jpg Y'sコレクションのRW-8179 2002年?のモデル

 RW-8179は、1995年に発表された人気モデル。
 ブラッククロームのアッパーを使用した、日本向け
 専用の別注モデル。その中でもY'sコレクションは、
 ショップが独自にカスタム発注した数量限定モデル。

 間違いかも知れないが、販売数量は100足?か200足?
 程度だったと記憶。数はかなり少ないはず。
 私が入手できたのも、ずっと後の2006年12月でした。

 下の写真にあるような、レッドウイングの刺繍が入る。
 丁寧な刺繍なので、羽の刻印より豪華な印象。
 セッターとエンジニアの2種類が販売されたと思う。
 セッターは左右の踝の外側、エンジニアは脛の中央部
 にこの刺繍が付く。
当然、嫁に言えない「宝の・・・」です。(T_T)/~~~

ファイル 16-2.jpgワイズ(Y's)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)は、山本 耀司が、70年代後半~80年代に設立した、「DCブランド」。

当時のデザイナーズブランドとしては、コム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS)川久保玲とか、イッセイ・ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の三宅一生などがあり、有名ブランドが隆盛の時代だった。

たしか、北野作品の洋服には、山本耀司が係わっていたと思う。

(参考)フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファイル 16-3.jpgファイル 16-4.jpg
09.07.13追加:オリジナルインナーの部分と、付属する写真集の一部。 
付属品の付く別注品で思いつくのは、時計(Gショック)が付いた1998年に香港で発売された、
右足に珠捌・左足に珠染と入った、香港返還一周年記念モデル(日本未発売)くらいです。
公式の箱・インナー・付属品まで専用の物が付くジャパンモデルは、これ以外は無いと思う。

番外編:トニーラマ

ファイル 15-1.jpg 懐かしい、1980年のゴールドラベルモデル。
 ドレスタイプで、鹿革仕様のウエスタンブーツ。
 やはり RW-8155 ペコスとは品質や豪華さが全く違う。

 その昔、トニーラマを買う時、ゴールドラベルのモデル
 には写真にある真鍮のメダルが付いてきた。
 このブーツはほとんど履いていませんが、大切な思い出
 の一足なので・・・。
 個人的に、ずっと保存のみでもOKと思ってる物です。

トニーラマは1911年、テキサス州エルパソで創業。
1990年、ジャスティンブーツカンパニーの傘下に入る。
1999年、その会社が、世界一の大富豪ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイの傘下になった。 現在、ジャスティン、チペワなどのブランドとは兄弟ブランドらしい。
バークシャー・ハサウェイ社は、ネブラスカ州オマハにある世界最大の投資持株会社。
コカ・コーラ、アメリカン・エクスプレスなどの筆頭株主でも有名。 おっ金持ち~ぃ。(シンチャン風に)

番外編:クラークス ワラビー

ファイル 14-1.jpg クラークス ワラビー。1985年?モデル。

 訂正:このワラビーは、年代がもっと古く、
   多分、1978年モデルだと思われます。
   理由は、もう一足持っているのですが、
   足首周りの縁取りの革が、もっと幅広
   な作りのモデルが、1985年だと判明した
   からです。1978年と年号の入った箱が
   出てきたのですが、箱が入れ違いに
   なっていたようです。

ファイル 14-2.jpg クラークス社は、1825年にイングランド南西部で
 クラーク兄弟(サイラスとジェームス)により設立。
 ワラビーは1966年に発売を開始。

 自分がブーツを履くようになった、もともとの始まりは、
 このワラビーからだったと思う。

 余談ですが、
 その昔、クラークスはデザートブーツも流行りましたねぇ。
 
 学校の修学旅行の時、クラスで洋服にうるさいグループが
 このデザートブーツを履いてきた事を思い出します。


当時、家が貧乏で、旅行から帰った後、買おうと思って、ショップを探し出かけたのですが、高くて買えなかった事があります。
後に、バイトをして買った時は、とても嬉しくて、寝る時に枕元に置いて寝ました。
当時は、そんな事で、十分幸せな気持ちになれる時代でした。
 

番外編:グラスのシューズ

ファイル 13-1.jpg Grass のドレスシューズ。1978年モデル。
 グラスっていうフレーズ、懐かしいですねぇ。
 知っている人は、知っている。

 その昔、学生時代にMen's BIGIやBatsu、Grass、など
 デザイナーズの「ショップ物」が流行っていたんですが、
 赤茶色が好きになったのは、その頃からだろうか。
ファイル 13-2.jpg
 昔のショップは、今と違って手抜きがない物作りを
 目指していた時期があると思う。
 70年代後半~80年代、販売数や価格に囚われない
 本当の価値を求めていたデザイナーの意気込みや、
 生き甲斐みたいなものを、作品に感じる時代だった
 気がする。
 このシューズも例外ではなく、デザインにしても妥協
 なく作品化され、最高級の素材に念入りな作り込みが
 うかがえる一品ではないかと思う。

 シューズの製法は、RW-8875で説明したグッドイヤー
 ウェルト製法。
 光沢がある赤茶色のアッパーに、ナチュラルミッド、
 ホワイトのウェルトが特徴。
 アウトソールは当時流行だったレンガ色のソールが
 付けられています。

コバがホワイトなので「目立つ」と思われがちですが、落ち着いた印象の靴です。
今は、現役を引退させており、たまに参加する会社のボーリング大会などにレーンシューズとして使用しています。

予備の購入は必要か

ファイル 12-1.jpg予備に購入したRW-8875 1998年モデル。

未使用の犬タグモデルは、最近めっきり数が減ってきたように思います。しかし、いい赤色してますよねぇ。

マニアはみんな予備を購入して、保管用としてどこかに秘密で取ってあるのかもしれませんねぇ。
そう言う私も、将来、履くため?に予備を購入。
※但し、私は収集マニアではありませんので・・・念のため。


う~ん、嫁に言えない「宝の持ち腐れ」は何個目か・・・。

いったい、いつ履くことになるのかを考えだすと、きりがないかも・・・。(T_T)/~~~



ファイル 12-2.jpgファイル 12-3.jpg

モカ、ベロとソングホールの関係

モカの仕様変更?があったのか。←私の勘違いか。
まだ、誰もはっきりと気づいて発言している人はないと思いますが、U字型のモカ部分が2000年頃以降で仕様変更されているようです。モデルにもよるのかも知れませんが、最近のRW-875やRW-8875をショップの店頭で見る限り、中央のモデルに近い形状をしています。
最近の傾向として、アメリカではインソール(中敷)を入れるのが普通になりつつもあるので、仕様変更はその影響なのかも知れません。前は無かったのに、インソール付きモデルがでています。
写真左の濃い色のモデルは2000年のRW-2880、中央は2003年のRW-875、右側が1996年のRW-8875ですが、明らかに中央のモカ部分のアッパー革の面積が小さくなり、代わりに高さが増したようです。当然、先端の容積が大きくなっていますし、私の場合、サイズ換算で考えて感覚的には約0.5サイズは変わったような印象です。レッドウイングの純正のインソール(厚中敷)を入れて、ほぼ同サイズに感じます。しかし内寸が長くなった訳ではなさそうなので、その辺は十分に注意が必要です。今後の調査課題かもです。ファイル 11-1.jpg ファイル 11-2.jpg

ファイル 11-3.jpgベロとソングホールの関係。←RW-2880だけ特別なの?
日本に入ってきているモデル右2種類と、左のアメリカ限定モデルで比較すると、ベロの切れ込みが穴2つ分違うのが見て取れます。
もともとくるぶしの近くまで、ベロの縫い付けが深くあると、履いたり脱いだりの作業が紐を十分に緩めないと、しにくい状況となりますが、RW-2880の場合だと、切れ込みが穴4つまであるので、作業がとても容易です。
US現地モデルで、どれだけの種類のモデルがこの仕様なのかわかりませんが、モデルによってベロの切れ込み位置の違うものがある事だけは事実です。

エンジニアブーツ RW-2268

RW-2268 PT91モデル 1998年モデル
ファイル 10-1.jpgエンジニアブーツといえばレッドウィングが元祖といわれるほど有名。レッドウイングの中でも大変人気のあるモデル。
元々は、その名前の通りエンジニア(技術者)向けの安全靴として作られたもので、シューレースが無く、重い物が落ちたりした時でも足を保護するようにSteal toe Capと呼ばれる鉄製のカバーが入っている。だから大変に丈夫。 ファイル 10-2.jpg
バイカースにも人気があり、ハーレーなどの大型のアメリカンタイプのユーザーが履いているのをよく見ます。そんなエンジニアブーツの最大特徴ですが、馴染むまでの履き慣らしに「儀式」が必要です。これについては、出血覚悟の苦労話が後を絶ちません。
毎日少しずつ履いて、早くて1~2ヶ月、馴染むまで半年以上かかった事などは、よくある話です。
私も経験しましたが、履くときのくるぶし部分の狭さ、甲部分の圧迫、折れ曲がり部分の硬い皮による足表面のスレ、etc。忍耐と努力が必要です。
エンジニアブーツは脱ぎ履きが大変だといわれますが、これを改善するためなのか2006年秋にデザイン変更になりました。それまでは、とても履きにくかったので、かかと部分を踏み潰してしまうユーザーも多く、かかと部分のシワの有無が美品かどうかの判定の一つにもなっていました。
現行品はベルトの取り付け位置や諸々が変更になったのですが、デザインに関して言えばかっこ悪くなったとの意見も多い。同感。
革に関して言えば、古いモデルの方が、おおむね厚い革を使っているといえますが、ただ個体ごとの個性があるようです。また、現行モデルの方は、革は薄いんだけど個体でのばらつきが少ないと思います。個人的な意見ですが、技術も進歩している現在の新モデルの方が履き易いだろうし、全てに安心なので、初心者には向いていると思います。

よく、古いモデルが人気なのは革が厚いから「味?」が出やすいからだと言われますが、個体ごとのちがいにはよほど注意が必要。特にPT83で、表面の下のベースの革が茶色のものに人気がありますが、ただ、もう良品の玉数が少ない。また、PT91の後半には、青みを帯びた革の物もあります。
革の表面にはしぶ目の光沢があって、アッパーの革が固めであるなど、現行のモデルとは見た目での違いがあるので、PT83やPT91のビンテージ物で掘り出し物を探すといった風潮があるのも事実。美品な物はオークションでも高値で取引きされています。

タグに記載されている「ANSI PTXX」は、「ANSI(アメリカ規格協会)がXX年に定めた安全靴のスチールキャップの規格に検査が合格した。」という意味であって製造年の表記ではありません。
ANSIのあとにつづくPTは、ProtectiveToeの意味です。
PT83は1983年~1991年、PT91は1991年~1999年、PT99は1999年~2004年に製造されたものを表しています。また、2006年からはANSIの表記からASTM(American Society for Testing and Materials)の表記となり、現在売られている商品にはPTの表示はありません。しかし、規格そのものは同じ基準らしく仕様の変更はしていないらしい。
ファイル 10-3.jpg
            ペコスとの違いが確認できるソール。


(参考)
メーカー公式サイト:http://www.redwingshoe.co.jp/