会津塗りの小箱。
蓋の表は五七桐の紋。裏に、贈内閣総理大臣と入る。
付帯のメモ書きに、
会津塗り小箱の使い方として
懐中時計を収めた会津塗り小箱は、
懐中時計の収納のみならず、
このスペースに老眼鏡や装身具を収納する
など、多目的にご利用いただける製品と
なっております。
鈴善謹製・・・とあります。
上蓋にある五七桐の紋章について
天皇家・朝廷の副紋として、五七桐が多用されている。豊臣時代および江戸時代に、小判などの貨幣に刻印されたため、全国に流通したことにより政府を表す紋章としての地位が確立した。
もともと桐は、鳳凰の止まる木として神聖視されており、日本でも、一説には嵯峨天皇の頃から、天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ格式のある紋とされた。
また中世以降は、武家が望んだ家紋とされ、足利尊氏や豊臣秀吉などもこれを天皇から賜っているらしい。このため五七桐は「政権担当者の紋章」という認識が定着することになった。
1872年に、当時の明治政府が大礼服を定め、勅任官は、その上着に「五七桐」を用いることとされた。また、日本国政府(首相・内閣)の慣例的な紋章となっており、日本の国章に準じた扱いを受けている。
旭日章の意匠に取り入れられたり、日本の天皇と皇室を表す紋章である「十六八重菊」に準じるものとして、ビザやパスポートなどの書類の装飾に使われたり、官邸の備品や、総理の演台に取付けられるプレートに使われている。
(参考)Yahoo!知恵袋に投稿された知識より
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の記事より
紋章が取り付けられた演台
(G8サミットでの記者会見より)
※桐紋-Wikipediaに掲載されている記事。