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藤本ナイフ その1

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 藤本ナイフ。 写真は、#86 ステンレス 石目 刃長約33mm。 とても小さい。
 右の写真にあるビクトリノクスのクラッシックや、500円硬貨と比較しても、その大きさがわかる。

 藤本保広(1927~1987):日本で「最後の職人」と尊敬された、フォールディングナイフの名匠。
 東京ナイフの職人から始まり、その後カスタムを手掛ける。
 折り畳み式ナイフの名人として知られている。ジャパン・カスタムナイフ・メーカーの会長を務めた。

昭和初期の時代、ナイフ文化のない日本では、折り畳み式ナイフの技術水準は高くなく、海外の製品とは比較にならない製品がほとんどだった。そんな中で、唯一、実際に使用可能なレベルの製品を作成し、さらに日本独自の文化を盛り込んだ作品を提供した人物。
現在、日本でフォールディングナイフの第一人者と言われている、鹿山利明氏の師匠。

 約30~40年前に製作されたナイフを何本か紹介の予定。
 藤本ナイフは、アクションがスムーズで、サイズに関係なく全て「本当に切れる」事が最大の特徴。